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SFTSに注意してください

  • 中西
  • 2017年10月11日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。 庭遊館 の中西です。

徳島県で飼い犬についたマダニから

飼い主にウイルス感染したニュースが報道されました。

今日は今回問題になっている感染症 SFTS についてのお話です。

SFTS重症熱性血小板減少症候群 )は

マダニ を介して感染する人畜共通感染症です。

SFTS ウイルスに感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、

発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が

認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの

神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの

出血症状などを起こします。

今回ニュースになった飼い主の男性は

マダニ に噛まれたのではなく、

発熱や血便などの症状が現れた愛犬の看病をしている際に

に舐められるなどして粘膜から感染したようです。

厚生労働省も や猫の血液や便を通じて

感染する恐れがあるため、注意を呼びかけています。

SFTS の致死率は6.3~30%ですが、

有効な薬剤やワクチンがないため、

感染すると重症化することもあります。

SFTS に感染しないためには

マダニ から身を守ることが一番の対策かと思います。

厚生労働省から マダニ 対策のマニュアルが出ています。

(↓ダニのイラストをクリックするとPDFが開きます)

ワンちゃん の場合は、

・定期的なシャンプー

・お散歩時の洋服の着用(防ダニ・蚊加工がお勧め)

・草むらを避ける

・ペット用虫除けスプレー(アロマなど)

・お散歩後のブラッシングなどがあります。

・ワンちゃんの過ごす場所の掃除

ただし、これだけ気をつけても100%ダニを

近づかせない!というわけではないので、

病院で処方してもらえる「 フロントライン 」などの

ダニ駆除薬をつけることをお勧めします。

ダニ・ノミの成虫の駆除と卵の孵化も阻止してくれます。

皮膚に滴下するタイプや内服薬があるので、

どちらにするかは獣医師の先生と相談してくださいね!

また、 愛犬 が可愛すぎて堪らなく、

顔を舐めさせている方もいるかと思いますが、

今回のケースのようにマダニに噛まれる他、

粘膜からの感染もあるので顔周りを舐めさせるのはやめましょう。

ワンちゃん の口の中には他にもヒトに感染する菌などもいて、

SFTS 以外の病気にならないためにも避けるべきです。

寒くなってくるとノミやダニが目に付かなくなって、

対策をやめがちですが、現代の快適な住まいはダニにとっても

過ごしやすく、たとえ冬でも活動をしていると言われています。

なので、ノミ・ダニ対策は1年を通して行うことが大切です。

愛犬 も飼い主さんも長く安心して過ごすために

今一度、感染症の予防対策を見直しましょう。

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